2017年1月11日
「坂本・重要伝統的建造物群保存地区」修理・修景事業
重要伝統的建造物群保存地区「坂本」の里坊の門の修理・修景工事です。
文化庁・滋賀県・大津市の指導の下、構築物を一旦解体し、一つ一つの材を調査し、
再利用できるものは極力、修理・補強の上、再利用するという文化財修復の難しい所であり、
根気とそれぞれの職人の卓越した技術を求められる作業です。接ぎ木や埋木等の技法を駆使し、
創建当時の姿を忠実に再構築しました。
【修復後】古色塗で仕上げ 【修復前】
【接ぎ木】表面を削り、腐食した部分を取り除き接ぎ木
【修復後】 【修復前】
【修復後】 【修復前】
【解体】材ごとに記録を残しながら丁寧に解体 【解体後】腐食が進んだ材
【埋め木】 【表面再生】
【再生加工】 【材料新調】腐食が進み、再利用不能部分を新調